チョロギって何?
チョロギについて
チョロギはシソ科の植物で、その根っこの部分(塊茎)が食されています。良くも悪くも印象に残りやすい、巻貝のような独特な形をしています。「草石蚕(くさいさご)」と呼ばれる事もあり、文字通り見た目が虫に似ているからということです(´ωヽ)
中国が原産地で、「丁呂木」「丁梠木」「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」など沢山の漢字を持っています。日本では主に東北地方で栽培されているようです。
岩手県の青ノ木地区でも、名産品だそうです。
→いわての地域特産物:チョロギ
友人からの報告により、岡山県でも栽培されていることが判明しました。
→岡山ニュース 季節の映像「チョロギの収穫」
主に酢漬けや天ぷらで食べられていますがお正月以外の時期に見かける事はあまりありません。脳を活性化させる効果があるそうで、お正月には長寿の縁起物として御節料理に登場します。黒豆に添えられていたりしますね。
最近は梅酢漬けのパッケージもよく見かけるようになりました。ピリッとカリッと、少しずつ勢力を強めています。
フランス料理に登場するチョロギ
フランスでは昔からチョロギが頻繁に食されています。スープ・炒め物・サラダなど調理方法は様々です。Wikipediaによるとなぜかjaponaise(日本風)と名前に付く料理に付け合せとしてチョロギが出てくるそうで、やはりこれからは日本を代表する食材として注目すべきですね(`・ω・´)
少し調べたところによると、フランスでの呼び名は「crosne」や「stachys affinis」のようです。「stachys affinis」の方はフランス語翻訳でも見つからなかったので、もしかすると園芸名かも?
「crosne」で検索するとチョロギ料理は沢山見つかります。なぜか料理に添えられているのに微妙な印象を与えてしまう、可哀相なチョロギ。特に肉料理に無着色で添えられているチョロギを見たときは心が痛みましたw
助けてあげたい!こんなに頑張ってるのに!
・・・もしかすると、母性本能がくすぐられているのかも知れません(´・ω・`)
国内でもし酢漬け以外のチョロギ料理を出してくれるお店があったら、誰か教えてください。
詳細情報
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- 【分類】
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- 界 : 植物界 Plantae
- 門 : 被子植物門 Magnoliophyta
- 綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
- 目 : シソ目 Lamiales
- 科 : シソ科 Lamiaceae
- 属 : カッコウソウ属 Stachys
- 種 : チョロギ sieboldii
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- 【学名】
- Stachys sieboldii Miq.
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- 【和名】
- チョロギ
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- 【英名】
- Chinese artichoke
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- 【花言葉】
- 驚き・楽しい人生
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- 【アレルギー】
- 大豆
- →Wikipedia:チョロギ